アクセス解析ツールのGoogleアナリティクス4を入れたいです。
入れ方や正しい使い方も教えて欲しい!
こんな疑問にお答えします。
Googleアナリティクスは、サイト運営で重要なアクセス解析ツールです。
自分のサイトに、「何人の人が、どのページをどれくらい見に来たか」を分析できるため、データを見て自分のサイト改善にも繋がります。
今回はそんなGoogleアナリティクスを導入する手順・導入後の初期設定・主な使い方を解説します。
この記事を読んで、Googleアナリティクス関連はバッチリ!という状態になってくださいね。
まだWordPressサイトを立ち上げてない!という方は、「10分でできる!初心者でも簡単にWordPressブログを始める方法」をご覧ください。
では早速説明します。
Googleアナリティクスとは?
Googleアナリティクスとは、Google社が無料で提供するアクセス解析ツールです。
Googleアナリティクスを導入することで、下記のようなユーザー情報を分析できます。
- アクセス数
- ページの滞在時間
- ユーザーの属性や流入経路
アクセスが増えると、アナリティクスのデータを見てサイトを改善することもできます。
将来のブログを改善するためにも、早めに設定しましょう。
サーチコンソールとの違いは?
Googleアナリティクスと並行しておすすめな分析ツールに「Googleサーチコンソール」があります。
両者の主な違いは、
- Googleアナリティクス
→ユーザーがサイトに来た後の分析ツール
- Googleサーチコンソール
→ユーザーがサイトに来る前の分析ツール
のイメージです。
Googleサーチコンソールでは、ユーザーがどのキーワードで訪れたのかなどを分析します。
初心者にとっては、ユーザーを集めることが大切なので、Googleサーチコンソールの方が優先度は高いです。
しかし、Googleアナリティクスは少しのデータでも参考になる部分があるので、導入必須です。
WordPressにGoogleアナリティクスを導入する方法
では、WordPressにGoogleアナリティクスを導入する方法を解説します。
Googleアナリティクス導入の手順
- Googleアカウントの作成
- Googleアナリティクスのアカウントを作成
- データストリームの設定
- WordPressとの連携
画像付きでわかりやすく解説していきます。
Googleアカウントの作成
Googleアナリティクスは、Googleアカウントが必要です。
すでに持っている方は「Googleアナリティクスのアカウントを作成」に進みましょう。
下記のようなページに移るので、「アカウント作成」をクリックします。
次に個人情報の入力をしていきます。
入力項目は、以下の通りです。
- 名前
- 基本情報(生年月日・性別)
まず名前を入力して、次へをクリックしましょう。
すると基本情報の入力画面に移るので、「生年月日」と「性別」を入力しましょう。
次にGmailアドレスの情報を登録します。
登録情報は以下の通りです。
- Gmailアドレス
- パスワード
- 再設定用のメールアドレス(任意)
- 電話番号の追加(任意)
まずGmailアドレスの選択をします。
表示されるgmailアドレスを選択するか、独自のgmailアドレスを作成しましょう。
個人的には、自分のわかりやすいアドレスの作成がおすすめです。
次にgmailアドレス用のパスワードを作成します。
gmailアドレスにログインする際や、gmailを使用する際に使います。
必ず忘れないようにメモしましょう。
次に再設定用のメールアドレスを追加します。
新しく作成するアドレスにトラブルがあった際に、何かと役に立ちます。
スキップも可能ですが、登録することが無難です。
次に電話番号の追加をします。
スキップ可能ですが、セキュリティ保護強化のため、登録をおすすめします。
次にアカウント情報の確認画面が表示されます。
ログインの際に必要な情報なので、必ずメモかスクショをして残しておきましょう。
確認したら「次へ」をクリックします。
最後に利用規約の同意を行います。
以下のような画面になるので、下にスクロールしていきましょう。
すると「同意する」ボタンが出てくるので、クリックします。
以下のような画面が出たら、アカウントの作成は完了です。
Googleアナリティクスのアカウントを作成
次にGoogleアナリティクスのアカウントを作成します。下記からアクセスしましょう。
最初にGoogleアカウントへのログインが求められます。
Googleアカウントにログインした状態でアクセスすると、以下のような画像が表示されます。「測定を開始」をクリックして次に進みましょう。
アカウントの作成を行います。
以下の項目を入力して、「次へ」をクリックしましょう。
- アカウント名:なんでもOK
- Googleのプロダクトとサービス:チェックする
次にプロパティを作成します。
下記の情報を入力したら、「次へ」をクリックします。
- プロパティ名:なんでもOK
- レポートのタイムゾーン:日本の方は「日本」を選択
- 通貨:日本の方は「日本円」を選択
次にビジネスの詳細を入力します。
以下の項目を入力したら、「次へ」をクリックしましょう。
- 業種:「その他のビジネスアクティビティ」などでOK
- ビジネスの規模:小規模を選択
次にビジネス目標を選択します。
あなたのサイトを運営する目的を選択し、作成をクリックします。
続いて、利用規約の同意を行います。
「日本」を選択し、「GDPRで必須となるデータ処理にも同意します。」にチェックをしましょう。
下にスクロール後、『私はGoogleと共有するデータについて、「測定管理者間のデータ保護条項」に同意します』にチェックをいれ、「同意する」をクリックします。
これで、アナリティクスのアカウント作成は完了です。
データストリームの設定
次にデータストリームの設定を行います。
データストリームでは、Googleアナリティクスでデータを集計するサイトを設定します。
設定ステップは以下の通りです。
- プラットフォームを選択
- データストリームの設定
では解説します。
ではプラットフォームを選択します。
プラットフォームは「ウェブ」を選択しましょう。WordPressはアプリがないので、ウェブで大丈夫です。
次にデータストリームの設定をします。
「サイトのドメイン名」と「ストリーム名」を入力し、「ストリームを作成」をクリックしましょう。
これでデータストリームの作成は完了です。
WordPressとの連携
最後にWordPressとGoogleアナリティクスとの連携を行います。
各WordPressテーマによって連携方法が変わるので、今回は有料・無料でそれぞれ人気No.1の「SWELL」と「Cocoon」を用いて解説します。
上記のテーマを利用していない方は、「Googleアナリティクス 〇〇(テーマ)連携」とググれば出てきます!
まず測定IDを取得します。
測定IDはGoogleアナリティクスで取得可能なので、探していきましょう。
サイドバーの下にある「管理」→「プロパティ」→「データストリーム」→「ウェブ」→「サイト情報」→「測定ID」のコピーを行いましょう。
「G-」から始まる測定IDの取得後、WordPressテーマのそれぞれの位置に貼り付けます。
SWELLで連携する方法
SWELLの方は、「SEO SIMPLE PACK」というプラグインを使います。
「SEO PACK」→「Googleアナリティクス設定」→「”Measurement ID” for GA4」に測定IDを貼り付けます。
測定IDを貼り付けたら「設定を保存する」をクリックし、連携は完了です。
Cocoonで連携する方法
ではCocoonで連携する方法を解説します。
「Cocoon設定」→「アクセス解析・認証」をクリックし、下にスクロールしましょう。
「Googleアナリティクス設定」→「GA4測定ID」に移り、測定IDを貼り付けましょう。
下にスクロールし、「変更をまとめて保存」をクリックしたら、連携は完了です。
WordPressテーマを使うと、簡単にGA4を設定できるのでおすすめです。
旧アナリティクスからGooglアナリティクス4に移行する方法
すでにユニバーサルアナリティクス(旧Googleアナリティクス)を利用されている方向けに、移行の手順を紹介します。
では解説します。
GA4への移行方法
では移行方法を解説します。
下記からGAにアクセスしましょう。
移動したら、「管理」→「GA4設定アシスタント」をクリックします。
するとGA4のプロパティを作成する準備ができるので、「はじめに」をクリックします。
すると以下のようなポップアップが表示されるので、「プロパティを作成」をクリックしましょう。
プロパティの作成が完了すると、「接続済み」と表示され、「GA4プロパティ名」と「プロパティID」が作成されます。
これで、UAからGA4への移行は完了です。
Googleアナリティクス設定後の初期設定3つ
次にWordPressと連携したGoogleアナリティクスで行うべき初期設定を解説します。
初期設定は以下の通りです。
では一つずつ解説していきます。
自分のアクセスをデータから除外する
自分のアクセスを除外することで、外部ユーザーのアクセス情報のみを収集できます。
まずサイドバー下の「管理」をクリックしましょう。
「データストリーム」を選択した後、登録したサイトのデータストリームが表示されるのでクリックします。
画面下にある「タグ設定を行う」をクリックします。
下記の画面に移るので、右下の「すべて表示」をクリックします。
すると、「内部トラフィックの定義」が表示されるのでクリックします。
クリックすると、内部トラフィックルールが表示されるので、右上の「作成」をクリックします。
次にトラフィックルールを作成しましょう。
記入する項目
- ルール名:わかりやすい名前をつける
- traffic_tipeの値:デフォルトでOK
- マッチタイプ:「IPアドレスが次と等しい」を選択
- IPアドレス:除外するIPアドレスを入力
IPアドレスは「IPアドレスを確認」から確認できます。
「作成」をクリックでIPアドレスの登録はできましたが、これだけではまだ適用されていません。
管理画面の「データ設定」→「データフィルタ」に移り、「フィルタを有効にする」をクリックしましょう。
以上で、自分のアクセスを除外する手順は終わりです。
Googleシグナルを有効化する
Googleシグナルを有効化すると、正確にユーザー情報を集めることができます。
例えば、一人のユーザーがスマホやパソコンなど複数の端末からアクセスした場合、普通はユーザーのカウントが2となります。しかしGoogleシグナルを設定すると、複数の端末からアクセスしてもユーザーカウントは1のままになります。
管理画面から、「設定アシスタント」→「Googleシグナルを有効化する」の中の「Googleシグナルを管理する」をクリックします。
「設定」をクリックし、設定画面に移ります。
以下の画面に移るので、「続行」をクリックします。
「有効化」をクリックしましょう。
以上でGoogleシグナルの有効化は完了です。
サーチコンソールとの連携
ではGoogleアナリティクスとサーチコンソールを連携させる方法を解説します。
連携すると、Googleアナリティクスの画面でサーチコンソールのデータを確認できます。
解析時間が短縮できるので、ぜひ連携させましょう。
ではGA4の「管理」→「search consoleのリンク」をクリックします。
右端にある「リンク」をクリックします。
「アカウントを選択」をクリックします。
GA4と連携するサーチコンソールのアカウントにチェックし、「確認」をクリックします。
「次へ」をクリックしましょう。
次にデータストリームを選択します。「選択」をクリックしましょう。
データストリームの設定で作成したストリームを「選択」し、
「次へ」をクリックします。
内容に誤りがないかを確認した後、「送信」をクリックしましょう。
「リンク作成済み」と表示されたら、GA4とサーチコンソールの連携は完了です。
Googleサーチコンソールをサイドバーに追加する
次に連携したGoogleサーチコンソールをサイドバーに追加する方法を紹介します。
サイドバーの「レポート」を選択後、「ライブラリ」→「公開」をクリックします。
「公開しました」と表示されたら、設定は完了です。
サイドバーのレポートの欄に「search console」のタグが表示されます。
これでGoogleサーチコンソールデータをサイドバーを使って確認できるようになります。
WordPressに登録したGoogleアナリティクスの使い方
ではGoogleアナリティクスの主な使い方を解説します。
では一つずつ解説します。
アクセス数
まずはアクセス数です。
アクセス数では、主にPV数やユーザー数を見ることができます。
サイドバーの「レポート」から「エンゲージメント」→「イベント」へ進みましょう。
するとイベント名が出てきます。
主なイベント名は以下で説明しています。
イベント名 | 意味 |
---|---|
page_view | ページへのアクセス回数(PV数) |
session_start | 訪問した回数(ユーザー数) |
first_visit | 初回訪問の回数 |
scroll | ページがスクロールされた回数 |
click | リンクをクリックした回数 |
さらに詳しく知りたい方は、[GA4] 自動収集イベントを参考にしてみてください。
- PV数:ページに「アクセスした数」
→一人が2回アクセスしたら2PV
- ユーザー数:ページに「訪れた人数」
→一人が2つのページを見ても1ユーザー
ユーザー属性
ユーザーの属性も分析できます。
ユーザー属性は主に、国・性別・年齢などを確認可能です。
サイドバーの「レポート」から「ユーザーの属性」→「概要」をクリックしましょう。
では、具体的に表示される項目をいくつか紹介します。
国
市町村
ユーザー環境
Googleアナリティクスでは、ユーザーの環境(ユーザーの利用端末など)の分析が可能です。
ユーザー環境では主に「OS」「デバイス」「ブラウザ」などを見ることができます。
サイドバーの「レポート」→「テクノロジー」→「概要」をクリックしましょう。
では、具体的に表示される項目をいくつか紹介します。
OS(オペレーティングシステム)
iOSやAndroidなど、どのOS(オペレーティングシステム)を利用しているか確認できます。
利用端末
PCかモバイルかなどを確認することができます。
ブラウザ
SafariやChromeなど利用するブラウザを確認できます。
利用端末によってそれぞれ読みやすい記事が変わるので、読者の利用端末に合った記事を書くことを意識しましょう。
流入経路
ユーザーの流入経路も解析することができます。
ユーザーがどこから流入したのかを確認できるので、とても参考になります。
サイドバーから「レポート」→「集客」→「トラフィック獲得」から見ることができます。
覚えておくべきチャネルを下記にまとめました。
チャネル | 意味 |
---|---|
Organic Search | Google検索からの流入 |
Organic Social | SNS検索からの流入 |
Direct | URLやブックマークなどからの直接流入 |
Referral | 他のウェブサイトからの流入 |
Social | ソーシャルメディアからの流入 |
Unassigned | どの条件にも当てはまらない流入 |
どこから集客しているかの参考になるので、目当ての場所から流入できているかなどの確認に使いましょう!
ユーザー行動
次はユーザー行動です。
ユーザー行動では、ユーザーがどのように移動したのかを分析できます。
サイドバーの「探索」をクリック後、「経路データ探索」をクリックします。
「最初からやり直す」のクリック後、初期設定をリセットします。
「始点」→「イベント名」をクリックします。
すると始点の選択画面になるので、[session_start]をクリックします。
次に「イベント名」→「ページスクリーン名」をクリックします。
ユーザーの行動を確認したいページをクリックしましょう。
すると経路が増えてユーザーの行動が可視化できます。
ユーザーが移動して欲しい記事に移動しているか確認できるので便利です!
以上がGoogleアナリティクスの主な使い方です。
さらに使い方を知りたい場合は、お問い合わせから気軽に連絡くださいね。
まとめ:WordPressでGoogleアナリティクスの設定は簡単!
今回はWordPressでGoogleアナリティクス4(GA4)の導入方法や初期設定、主な使い方を解説しました。
Googleアナリティクスは、ユーザーがブログを訪れた後に分析するツールなので、優先度はあまり高くありません。
しかし来てくれたユーザーがどれくらい滞在したのかなどを確認できるので、初心者でも参考になります。
ぜひGoogleアナリティクスを活用して、ブログ運営を楽しんでいきましょう。
\10分でブログを開設!/
初心者でも簡単