カテゴリーってどうやって作るの?
正しい分け方を教えて欲しい!
今回はこんな疑問を解決します。
本記事の内容
ブログのカテゴリー設定は、読者的にもGoogle的にも重要な役割を果たします。
「正しくカテゴリー設定しただけで、Googleからの評価が上がった」という方も数おおくいます。
しかし中には、「正しいカテゴリー分けの方法がわからない」「そもそもカテゴリー設定まで手が回らない」という方もいるでしょう。
そこで今回は、ブログカテゴリー分けのコツや注意点を初心者向けにわかりやすく解説します。
実際の例も使いながら紹介するので、最後まで読めばSEO評価の高いカテゴリー設定ができますよ!
ブログでのカテゴリー分けのメリット
ブログにおけるカテゴリーとは、記事の分類のことです。
ブログのカテゴリー分けをすることは下記のような役割・メリットがあります。
では詳しくみていきましょう。
読者が記事を見つけやすくなる
カテゴリーを分ける最も大きなメリットは、「読者が記事を見つけやすくなること」です。
読者は、カテゴリーを見てブログにどんなジャンルの記事があるかを理解します。
例えばあなたもカテゴリーの一覧で、自分に関係する記事や興味ある記事に絞り込めると、目当ての記事を見つけやすいですよね。
カテゴリーは、読者が読みたい記事へ到達する道案内をする役割があります。
SEOに効果的になる
カテゴリーは、SEO効果も期待できます。
なぜなら読者が悩みを解決する際、1つではなく複数の記事を読む可能性があるからです。
カテゴリーで類似記事を見つけやすいと、他の記事への回遊率が高まりやすいです。
閲覧ページ数が増えたり、滞在時間が伸びると検索エンジンから、「このブログの記事は悩み解決できるものだ」ということが伝わります。
結果的に検索エンジンからの信頼性が高まり、検索順位の向上にも繋がりますよ。
記事を書く際の道しるべになる
カテゴリーは、読者だけでなくブロガーが記事を書く際のガイドにもなります。
なぜならカテゴリーに沿った記事を書くことで、ブログのコンセプトからブレるのを防げるからです。
カテゴリーを設けずに、思いつきで記事を書いていると、特定のテーマに偏った記事が増える場合があります。
例えば「一人暮らしのサラリーマン料理」というブログで50本書き留めたとします。そろそろ整理が必要と思い、とりあえず「洋食」「和食」「中華」というカテゴリーを設けて記事を分けました。
その結果、各カテゴリーの記事数が「洋食:2件」「和食:43件」「中華:5件」だったら、「もっと洋食と中華の記事を増やそう」と思いますよね。
さらに「一人暮らし」がテーマなため、メニューのカテゴリーだけなく「便利な調理器具」「時短料理」なども必要かもしれません。
そのため、初めのブログコンセプトを決める際に、必要と思われるカテゴリーを設定することで、記事テーマの偏りを防げますよ。
ブログカテゴリー分けのコツ
では続いて、ブログカテゴリー分けのコツを紹介します。
それぞれ解説します。
情報を分類する軸を決める
まずカテゴリーを分類する軸を決めましょう。
分類する「軸」を決めることで、読者に伝わりやすくなります。
例えば、料理に関するブログであれば、下記のような「軸」の分類が考えられます。
軸 | 分け方 |
---|---|
料理ジャンル | 洋食・和食・中華・イタリアン・フレンチ |
調理法 | 焼く・煮る・炒める・茹でる・揚げる・蒸す |
食材 | 肉・野菜・魚・果実・乾物・海藻類 |
カテゴリーは上記の中から1つの軸を選びましょう。
ちなみにどの軸を選ぶかは、「ユーザーが最も違いを認識しやすい軸」や、「ユーザーの課題解決に最も近い軸」を選びましょう。
例えば、「料理」を紹介するブログであれば、上記のどの軸でも違和感はないはずです。
しかし読者ターゲットが忙しいサラリーマンだと、調理法で分けるのがベターです。なぜなら、少しでも時短な料理を作りたいから、ですね。
また、上記の軸にはありませんが、最初からレシピブログを作るなら「主食・主菜・副菜・デザート」のように「料理の役割」の軸で分けるのもありですね。
それ以外の軸は、「共通項」としてタグを設定するのがおすすめです。
階層構造で考える
ブログのカテゴリーは、「親カテゴリー」と「子カテゴリー」の階層構造で作成しましょう。
「親カテゴリー」をメインテーマに設定して、「子カテゴリー」で細分化するイメージです。
具体例を紹介します。
例①:化粧品
- 親カテゴリー:化粧品
- 子カテゴリー:アイメイク・リップ・ヘアケア・ボディケア・チーク・ネイル
例②:サプリ
- 親カテゴリー:サプリ
- 子カテゴリー:プロテイン・BCAA・EAA・マルチビタミン・亜鉛
ちなみにブログテーマは、ブログ運営において超重要になります。
どのテーマを扱うかでブログの収益化できるか否かは決まるといっても過言ではありません。
テーマの決め方は下記記事で解説しているので、合わせて読んでみてくださいね。
検索キーワードを含める
カテゴリー名には、読者が検索に使うキーワードを含めましょう。
なぜなら読者が求めている記事を探しやすいからです。
例えば、
- 自分が検索したキーワードでカテゴリーを作成しているサイト
- 自分が検索したキーワードがないカテゴリーで作成しているサイト
の場合、前者の方が「このサイトは役立つ情報がありそう」「このサイトは読む価値がありそう」と感じられますよね。
- 直帰を防ぐ効果
- サイトに信頼性を持たせる効果
- サイトを回遊して他に役立つ記事はないかと誘導する効果
などSEO的にも効果があるので、読者の検索キーワードをカテゴリに含めるようにしましょう。
分かりやすいカテゴリー名をつける
カテゴリー名は、初見でもわかりやすい名前をつけましょう。
読者は、自分が理解できないものをクリックしません。
ごく稀に興味本位でクリックする人もいるでしょうが、普通はありません。
読者はすぐに課題解決を求めているので、無駄なくわかりやすい名前をつけましょう。
カテゴリーを分ける際の注意点
では、ブログのカテゴリー分けをする上で、注意する点について紹介します。
階層を深くしすぎない・細分化しすぎない
ブログのカテゴリーの分け方は、主に二つの方向性があります。
- 細分化する
- 階層を深くする
どちらもやりすぎると、カテゴリ数が多すぎてしまい、デメリットが多くなります。
- 何に関してのブログかわかりにくい
- 見たい情報がどこにあるか気づきにくい
- 似たようなカテゴリーが増えがち
- メニューに収まらない
上記のように多すぎるカテゴリーは、誰にとっても良くない状態になります。
カテゴリーは3〜5つに絞る
基本的にブログ初心者は、カテゴリーを3〜5つ程度に絞りましょう。
カテゴリー数が多すぎると、記事を書ききれなくなります。
読者のニーズを満たすには、1つのカテゴリーに対して多くの記事を書き、情報を網羅する必要があります。
しかしカテゴリーが多いと、読者の悩みに対して浅い情報しか提供できないので、結果的に読まれないブログになってしまいます。
そのため、カテゴリー数は多くて3〜5つ程度に絞りましょう。
「その他」のカテゴリーは作らない
どのカテゴリーにも属さない記事がある場合は、「その他」のカテゴリーを作ってしまいがちです。
なぜなら「その他」という名のカテゴリーは、誰の役にも立たないからです。
そもそも、ブログテーマに沿ったカテゴリー設計をしている場合、どのカテゴリーにも属さない記事は、必要ない(ニーズの低い)記事となるでしょう。
そのため、どのカテゴリーにも属さない記事は書かないのが適切でしょう。
カテゴリーの重複は避ける
カテゴリー名は、重複しないようにしましょう。
なぜなら、読者にとって自分の求める情報がどのカテゴリーに含まれるかわかりづらいからです。
そのため、どのカテゴリーにも含まれる共通項は、タグで作るのが適切になります。
カテゴリーとタグの違い
機能 | カテゴリ | タグ |
---|---|---|
意味 | 分類 | 共通項 |
階層の作成 | できる | できない |
重要性 | 必須 | 任意 |
1記事あたりの設定数 | 基本1つ | 複数OK |
読者にとってもSEO的にも悪影響なので、重複は避けましょう。
ブログのカテゴリー分けの例
ではこれから実際のブログのカテゴリー分けの例をご紹介します。
- 雑記ブログのカテゴリー例
- 特化ブログのカテゴリー例
これらの2つのパターンの例を書いていくので、参考にしてみてください。
雑記ブログのカテゴリー例
雑記カテゴリーの特徴は、「どんな記事でも書ける」ことです。
時事ネタや旅行・エンタメなどジャンルに絞られず書けます。
しかし適当に増やし過ぎてしまうと、後々の整理が大変になります。
そんな雑記ブログの分け方は「メインで扱うジャンルをカテゴリー化する」イメージです。
例えば、主に書いてるジャンルが3つだったら1ジャンルずつカテゴリーを作成します。
カテゴリーは広すぎず、狭すぎず作成しましょう。
雑記カテゴリーのOK例とNG例
【NG例】 | スポーツ グルメ アニメ | ジャンルが広すぎるため、カテゴリーとしての役割がほとんどない。 |
【OK例】 | サッカー 呪術廻戦 都内グルメ | ジャンルが適度に絞られていて、カテゴリーの役割が果たされている。 |
ジャンルを絞ることで、記事の選定をしやすいです。
また、ユーザーやGoogleからの評価も高まりやすいですね。
特化ブログのカテゴリー例
一つのジャンルに特化するブログの場合は、カテゴリーは一つでもOKです。
例えば料理特化ブログだったら「料理」を含むカテゴリーを複数作成します。
料理はジャンルが広いので、2〜3語などに絞り込むのがおすすめです。
記事数が20〜30記事程度におさまるキーワードを探してみましょう。
特化カテゴリーのOK例とNG例
【NG例】 | 親カテ:料理 子カテ:日本 子カテ:韓国 子カテ:イタリア | 親カテゴリーと子カテゴリーを分ける必要はない。カテゴリーには全て「料理」というキーワードを含める |
【OK例】 | 親カテA:日本 料理 親カテB:韓国 料理 親カテC:イタリア 料理 | 全て親カテゴリーで作成しており、カテゴリー名に「料理」が含まれている |
OK例のように「日本 料理」などの2語でカテゴリーを設定し、「日本 料理 〇〇」などのキーワードで記事を増やしましょう。
なお1つのカテゴリー完成まで他のカテゴリーは増やさないようにしましょう。
1つのカテゴリーが完成したら次に着手するのがおすすめです。
WordPressでのカテゴリーの分け方
WordPressブログでカテゴリーを設定する際の基本的なやり方について紹介します。
カテゴリーの設定画面へ移動する
まず、カテゴリー設定画面に移動します。
WordPress管理画面から、「投稿」→「カテゴリー」の順で進みましょう。
下記にようにカテゴリー設定画面に移動できたらOKです。
カテゴリーを追加する
次に、カテゴリーを追加していきます。
下記の4つを入力しましょう。
- 名前:カテゴリー名
- スラッグ:好みのスラッグ(英字推奨)
- 親カテゴリー:子カテゴリー作成時に選択
- 説明:任意でOK
※スラッグが未入力の場合、カテゴリー名がスラッグとして登録されます。日本語の場合は文字化けの可能性があるので、英字で設定しましょう。
入力後、「新規カテゴリーを追加」をクリックすれば、新しいカテゴリーが追加されます。
設定を確認する
カテゴリーを追加すると、画面右側のカテゴリー欄に、作成したカテゴリーが表示されます。
今回は「ブログ」という親カテゴリーを追加しました。
子カテゴリーを追加すると、下記のような表示になります。
カテゴリー名の左に「ー」が付きますよ!
しっかり表示されていたら、カテゴリー設定は完了です。
補足:既存カテゴリーの編集方法
ちなみに、既存カテゴリーの「名前」「スラッグ」を変更する場合は、「クイック編集」が便利です。
編集したいカテゴリーにカーソルを合わせると下記のようになるので、「クリック編集」をクリックしましょう。
「名前」「スラッグ」を簡単に変更できるので、修正したい内容に書き換えましょう。
「カテゴリーを更新」をクリックすれば、クイック編集は完了です。
以上が、WordPressでのカテゴリー設定になります。
ブログにカテゴリー欄を作ろう
WordPressのカテゴリー設定が完了したら、ブログにカテゴリーの一覧を表示させてみましょう。
例えば、当ブログではサイドバーやフッターに、カテゴリーの一覧を表示されています。
サイドバーのカテゴリー欄
フッターのカテゴリー欄
読者が記事を見つけやすくなるので、できる限り設置するのがおすすめです。
カテゴリー欄の設定方法は、使用するWordPressテーマごとに異なるので、今回は割愛します。
ちなみに、当ブログでは有料テーマ「SWELL(17,600円)」を使用しています。デザインや機能性が抜群なので、ブログ初心者にイチオシのテーマです。
SWELLの特徴やメリット・デメリットについて、詳しくは『SWELLをガチレビュー!本気でおすすめしたいWordPress人気No.1テーマ』で紹介しています。
また、その他のおすすめWordPressテーマについては、下記記事を参考にどうぞ。
まとめ:カテゴリーを設定して読みやすいブログを作ろう!
本記事では、ブログカテゴリーの分け方やコツ・注意点について解説しました。
ブログカテゴリー分けのコツ
- 情報を分類する軸を決める
- 階層構造で考える
- 検索キーワードを含める
- 分かりやすいカテゴリー名をつける
ブログカテゴリー分けの注意点
- 階層を深くしすぎない
- カテゴリーは3〜5つに絞る
- 「その他」のカテゴリーは作らない
- カテゴリーの重複は避ける
ブログにおいてカテゴリーは、読者やGoogleから高い評価を受けるために重要なものとなります。
皆さんが思っているよりも効果は高いので、本気でブログ運営をしたい方はぜひ取り組んで見てくださいね。
また、カテゴリー設定の重要性を理解したら、記事の書き方を学びましょう。
記事を書く手順やコツについて、「【初心者向け】ブログ記事の書き方6つの手順と12コツを解説!」を参考にどうぞ。